和紙展示館・小原和紙の紹介(愛知・豊田市)

備中和紙(びっちゅうわし)手漉き和紙・岡山県

岡山県
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備中和紙(びっちゅうわし)は岡山県の手漉き和紙。
備中和紙は、特にその丈夫さが特徴です。繊維の絡みが非常に緻密で強固なため、耐久性が高くこれにより、長期間の保存にも耐える性質を持っています。
備中和紙は、手漉きの技法により、独特の風合いと美しい質感が生まれます。滑らかでありながら、細かな繊維の表現が豊かで、手触りも優れています。

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備中和紙(びっちゅうわし)を漉いている企業

出典:おかやま100人カイギ

岡山県の手漉き和紙:備中和紙(びっちゅうわし)

製造会社:備中和紙製造所
代表者:丹下直樹

住所:〒710―0802
岡山県倉敷市水江1586―126

製造品種:「清川内紙」「備中鳥の子」「備中宇陀紙」「本染紙」など

備中和紙(びっちゅうわし)は、伝統的な和紙で、古くからその品質と美しさで知られています。備中和紙は、特にその優れた耐久性、強度、そして美しい仕上がりから、日本の伝統的な和紙の中でも高い評価を受けています。

備中和紙の特徴

  1. 丈夫さと耐久性
    備中和紙は、特にその丈夫さが特徴です。和紙は一般的に紙繊維が絡み合ってできていますが、備中和紙では、その繊維の絡みが非常に緻密で強固なため、耐久性が高くこれにより、長期間の保存にも耐える性質を持っています。
  2. 質感と美しさ
    備中和紙は、手漉きの技法により、独特の風合いと美しい質感が生まれます。滑らかでありながら、細かな繊維の表現が豊かで、手触りも優れています。これにより、書道や絵画、工芸品などに非常に適しています。
  3. 原料の選定
    備中和紙には、地元で取れる「楮(こうぞ)」や「三椏(みつまた)」などの植物繊維が使用されます。これらの植物は、和紙の原料として非常に良質な繊維を提供し、その結果、丈夫で美しい和紙が作られます。
  4. 歴史と伝統
    備中和紙は、奈良時代から平安時代にかけて、紙漉きが始まったとされています。江戸時代には、特に備中地域の和紙作りが盛んになり、伝統的な技術が継承されてきました。
    備中和紙の源流である「清川内紙(せいごうちがみ)」は、旧備中町の成羽川沿いで細々と漉かれいた。
    昭和39年の新成羽川ダムの建設によりその歴史は閉じられたものの、その技術・技法は丹下哲夫氏(現岡山県重要無形文化財保持者)により「備中和紙(びっちゅうわし)」としてよみがえった。備中和紙を作る職人、現在は孫にあたる、丹下直樹さんが後継者となり、その技術が守り続けられ製品作りがおこなわれている。

備中和紙の用途

  • 書道:備中和紙は、そのしっかりとした表面と吸収性の良さから、書道用の紙として非常に人気があります。筆の走りが良く、墨が美しくのるため、書道家にも愛用されています。
  • 絵画:和画や墨絵、版画などにも適しています。特に、和紙ならではの風合いが絵の表現を引き立てます。
  • 工芸:細かな加工や染色にも適しており、伝統工芸や現代アートの素材として使用されることがあります。紙を使った小物や装飾品など、様々なアイテムに利用されています。

備中和紙作り体験

岡山県新見市には、備中和紙作りの体験ができる施設があります。体験では、実際に備中和紙の漉き方を学びながら、自分だけのオリジナルの和紙を作ることができます。体験内容は、以下のような流れです:

  1. 材料の説明と準備
    体験では、楮や三椏などの原料を使って和紙を作るため、まずは材料について学びます。和紙の原料となる植物の特徴や、紙漉きの道具を説明してもらいます。
  2. 紙漉きの実演と体験
    参加者は、実際に手を使って和紙を漉く体験を行います。伝統的な方法で漉きながら、和紙の出来栄えを確かめることができます。
  3. 乾燥と仕上げ
    漉いた和紙は乾燥させる時間が必要です。乾燥後には、必要に応じて仕上げの工程(押しつぶし、切り取りなど)を行います。
  4. オリジナル和紙の完成
    体験が終わる頃には、自分が手漉きしたオリジナルの備中和紙を持ち帰ることができます。自分で作った和紙の質感や強度を実感しながら、作品として活用できます。

手漉き和紙作品創り体験

神郷紙の館

夢すき公園の親子孫水車

出典:社団法人はれとこ

手漉き和紙作り体験ができる場所
事業所名 :神郷紙の館
エリア:中国・四国エリア
県名:岡山県
場所:岡山県新見市神郷下神代1777−1 「夢すき公園 紙の館」
和紙の名前・名称:備中和紙(びっちゅわし)
手漉き和紙作り体験:できる
営業日:休業日は毎水曜日以外は営業日(年末年始・他臨時休業日など詳しくは直接ご確認ください)
営業時間:午前9時~午後5時(紙すき体験は午後4時半まで)
手漉き和紙作り/体験料金:・税込1,500円(別途材料費が必要)(1~15名の場合)

◆紙すき体験メニュー(材料費1枚あたり)
・うちわ(税込600円)
・色紙(税込500円)
・はがき(税込300円)

料金決済方法:現金のみ

申し込み受付方法:体験は事前予約制。2名以上から受け付け。1名の場合は2コース以上から受け付け。
体験内容の変更は当日も可。
問い合わせ先:0867-92-6577

手漉き和紙製造企業・紙漉き体験 中国エリアMAP

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備中手漉き和紙取扱店

(公財)倉敷民藝館
岡山県倉敷市中央1-4-11
電話:086-422-1637
http://kurashiki-mingeikan.com

日本郷土玩具館 
岡山県倉敷市中央1-4-16
電話:086-422-8058
http://gangukan.jp/

黒田屋工藝店
岡山県倉敷市本町5-32
電話:086-422-0741

京都 楽紙館
京都市中京区三条高倉 京都文化博物館1階
電話:075-251-0078
http://rakushikan.com

紙の温度
愛知県名古屋市熱田区神宮2-11-26
電話:052-671-2110
https://www.kaminoondo.co.jp
(株)森木ペーパー
東京都墨田区菊川1-15-1
電話:03-5625-5280
http://morikipaper.co.jp

紙舗 直
東京都文京区白山4-37-28
電話:03-3944-4470
http://www.papernao.com

(株)わがみ堂
東京都文京区白山4-33-6
電話:03-3813-7117
http://wagamido.jp

ザ・コンランショップ代官山店
東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階
https://www.conranshop.jp/news/store/Journal_daikanyama
京都和とじ館
滋賀県大津市南志賀1-11-24
電話:077-575-2912
http://www.watojikan.com

仙台光原社
宮城県仙台市青葉区一番町一丁目4-10
電話:022-223-6674
http://kogensya.sakura.ne.jp

まとめ

備中和紙は、丈夫で美しい和紙で、特に書道や絵画、工芸品などの素材として高く評価されています。その伝統的な技法を学びながら、実際に和紙を漉く体験は、和紙文化に触れる素晴らしい機会となります。岡山県内には、備中和紙作りの体験ができる施設があり、観光とともに参加することができるので、ぜひ一度体験してみてください。

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