山形県で手漉き和紙と言えば月山和紙(がっさんわし)、高松和紙(たかまつわし)、長沢和紙(ながさわわし)、深山和紙(みやまわし)がおもな地元産の手漉き和紙ですが、近年全国的な手漉き和紙の需要低迷や手漉き和紙技術伝承の後継者不足もあり、高松和紙(たかまつわし)、長沢和紙(ながさわわし)は途絶えてしまったようです。
手漉き和紙・月山和紙が判る「大井沢工房さんぽ」
「大井沢工房さんぽ」にて月山和紙を漉いている人、三浦一之さん。和紙づくりの魅力に脱サラをして和紙づくり7年間の修業技術習得後、この西川町に移住、数年間は西川町の「自然と匠の伝承館」にて紙漉きを行い後、現在の自宅兼工房にて「月山和紙」を生産している。【引用・参照:西川町にしかわぐらし】
伝統的な月山和紙のサイズは、障子紙として使いやすい月山判(30cm×78cm)と、一般的な菊判(63cm×94cm)(二・三判とも呼ぶ)の二通り。
日本画を学ぶ学生用に50号(103cm×130cm)の特厚和紙や菊判塵入り6匁弱、紙問屋より、月山判の雪さらし・寒漉きで板干しのもの、
地域おこしや特産品づくりに和紙を使えないかと相談など月山和紙による特注品、別注品など様々なニーズにも積極的に応需している。【引用・参照:Kizuki.Japan】
月山和紙の伝承これから
冒頭にも述べたように、近年は全国的な手漉き和紙の需要低迷や手漉き和紙の抄紙技術伝承の後継に悩む地域も多い。幸いにして、月山和紙の後継者が育っているようです。
月山和紙 シブヤナオコ氏がその人です。
「紙屋 作左ヱ門」という商号を掲げ、さまざまな和紙小物を作り、ファンも増え多方面にわたりニーズも販路も拡大中。
(「紙屋 作左ヱ門」自然と匠の伝承館 内)
京都の黒谷和紙の講師陣から和紙づくりの基本を学んだ。そのまま卒業後も9年間黒谷で修業を重ね、透かしや和紙を素材とした小物作りなど、さまざまな技法をマスター。2017年、山形県の西川町にやって来た。【引用:Kizuki.Japan】
月山和紙の製品紹介
月山和紙あかりアーティスト せいのまゆみ氏
独学で編み出したもの。月山和紙の柔らかくもコシの強い素材感、そこから透けて伝わるあかりは、あたたかく優しい世界を醸し出す。
月山志津温泉 旅館仙台屋 (月山和紙あかり展示販売)
- 〒990-0734
- 山形県西村山郡西川町大字志津22
- TEL:0237-75-2218
- HP https://www.sendaiya.jp/
- facebook:せいのまゆみ 月山和紙の「あかりたち。」
コメント