関東地方の手漉き和紙には、栃木県「烏山(からすやま)和紙」、茨城県「五介(ごすけ)和紙」、山梨県「西島(にしじま)和紙」、群馬県「桐生(きりゅう)和紙」、埼玉県「小川(おがわ)和紙」、東京都あるきの「軍道紙(ぐんどうし)」 などが有名である。各地方の和紙の特徴や取り組みなどを記した。
烏山和紙(からすやまわし) 栃木県那須烏山市
手漉き和紙【烏山和紙】は栃木県那須烏山市にて今も生産されている、手漉き和紙です。
奈良時代からの歴史を持つ、烏山和紙を代表する程村紙(ほどむらし)は国の記録作成等の措置を講ずべき無形文化財に指定されています。
はがき漉き体験・紙漉き体験ができる tel:0287-82-2128
五介和紙(ごすけわし)茨城県常陸大宮市山方町
抄紙している手漉き和紙の種類:楮紙、西ノ内紙
西ノ内紙ができるまで 伍介和紙
楮を育て、収穫した楮を蒸したのち皮をはぎ、様々な行程を経て繊維状態にしたものが和紙の原料になります。上質な和紙づくりには紙漉きまでの準備がとても重要です。350年の歴史をもつ西ノ内紙ができるまでのプロセスをごく簡単に紹介していきます。
西島和紙(にしじまわし)山梨県南巨摩郡身延町西嶋
西島和紙工房では
長い伝統の確かな技術を礎とし
素材を大切に活かした紙づくりをしています。
楮(こうぞ)や三椏を原料にして紙を漉き
山野に自生する草木を材料や染料に使います。
紙に穴をあけたり、染めたり、塊をつくったり、
コンニャクや柿渋や漆を使ったり・・・
西島和紙工房・公式サイトURL:http://tesukiya.com/toppage.html
桐生和紙(きりゅうわし)群馬県桐生市
群馬県下の手漉き和紙は「桐生和紙(きりゅうわし)」が生産されています。昭和49年には手漉き和紙「桐生和紙」の漉きやさんは星野家1件になり後、橘三紀(Miki Tachibna)さんが抄紙技術継承し今日も意欲的に生産されています。
製品の購入できるところは販売店ではなく、ユーザーさん直販がおもな販売ルートのようです。桐生和紙工房公式サイトこちら
小川和紙(おがわわし)埼玉県
埼玉県下の手漉き和紙「小川和紙(おがわわし)」は2産地がある。
比企郡小川町:詳しくは、「紙すきの村」へ
秩父郡東秩父村:東秩父村和紙の里「和紙工房」へURL:http://www.washinosato.co.jp/koubou.html
和紙工房では手漉き和紙の製造及び和紙漉体験が行えます
軍道紙(ぐんどうし)東京都あきる野市
東京都下祐逸の手漉き和紙「軍道紙(ぐんどうし)」
軍道紙は、江戸時代より前からあきる野市乙津軍道地区で、すかれている手すき和紙です。一度は途絶えてしまった軍道紙ですが、現在復活をし、今では東京都無形文化財に指定されています。引用:あきる野市公式サイト
紙すき・オリジナル製品づくりなど各体験教室詳細は:あきる野ふるさと工房 (※:新型コロナ禍にて教室お休み)
公式サイト:http://akiruno-furusatokobo.a.la9.jp/index.html
No | 地方区分 | 和紙名称 | 県 | 市町村名 |
---|---|---|---|---|
16 | 関東 | 烏山和紙(からすやまわし | 栃木県 | 那須烏山市 |
17 | 関東 | 五介和紙(ごすけわし) | 茨城県 | 那珂郡山方町 |
18 | 関東 | 西島和紙(にしじまわし) | 山梨県 | 南巨摩郡身延町西嶋 |
19 | 関東 | 桐生和紙(きりゅうわし) | 群馬県 | 桐生市 |
20 | 関東 | 小川和紙(おがわわし) | 埼玉県 | 比企郡小川町 |
21 | 関東 | 小川和紙(おがわわし) | 埼玉県 | 秩父郡東秩父村 |
22 | 関東 | 軍道紙(ぐんどうし) | 東京都 | あきる野市 |
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