富山県で漉かれている越中和紙には、南砺市の五箇山和紙、朝日町の蛭谷和紙(びるだんわし)と並び有名な手漉き和紙産地である。越中「おわら風の盆」で有名な八尾町(やつおまち)多くの観光客が訪れる観光の町のほか、八尾町(やつおまち)の手漉き和紙「八尾和紙」も有名である。それぞれの特徴を持った越中和紙の抄紙技術を受け継いで、純手漉き和紙「五箇山和紙」「八尾和紙」「蛭谷和紙」が、今なお継続生産されている。
五箇山和紙が判る「五箇山・紙すきの里」
手漉き和紙の名称:越中・五箇山和紙(ごかやまわし)
生産地:富山県南砺市下梨148
場所:五箇山和紙「紙すきの里」
手漉き和紙・製品の売店は:五箇山和紙「紙すきの里」
〒939-1923 富山県南砺市下梨148
TEL/FAX 0763-66-2016
紙すき体験:有料で体験できる
ランチョマットサイズの和紙を漉いて、もみじなど自然の葉っぱなどをオリジナルデザインでデコレーションして仕上げる。
1枚 700円 《所要時間》 約10分
手漉き和紙製品の売店は敷地内に併設。
和紙ショップ:
ちぎり絵用紙をはじめ、書画用紙、紙塑民芸品、
手紙用品、和紙雑貨など豊富に揃っている。
見るのも結構楽しめるショップだ。
手漉き和紙の体験ができる五箇山「和紙の里」
和紙手すき体験:五箇山 和紙の里内
30cm×45cmの大きさ(約A3サイズ)の和紙を漉く体験。
所要時間/約15分・料金/お1人様 700円
オリジナルはがき3枚用はがき用和紙、うちわ用和紙を漉いてうちわの竹骨に張りと仕上げなどが体験できる。
営業日、体験教室予約や料金などの詳細こちらへ
五箇山(ごかやま)和紙のおもな製品紹介
生紙(素紙)には、
楮紙:未晒・晒、三椏(ミツマタ)和紙:未晒・晒、雁皮紙:未晒・晒・染紙、楮チリ(皮)入り
染紙:
雲竜紙染紙:94cm×63cm
典具帖染紙:46cm×62cm
板締め和紙:(菊判)94cm×63cm(菊半切判)64cm×47cm
インテリア用和紙:
障子紙:八寸巻紙・24.2cm×2300cm・9寸3分など
ふすま紙:雲竜/色彩=灰色、水色、茜色、生成り
八寸紙:24.5cm×36.5cm
50枚入り・100枚入り・200枚入り
書画用紙:版画用紙・水墨画用紙
そのほか和紙を利用した製品の種類が盛り沢山。
五箇山和紙 製品・商品を販売しているところ
道の駅たいらの施設内、五箇山「和紙の里」にて手漉き和紙の抄紙風景や抄紙道具類などの見学ができます。
売店においては生漉きの素材和紙、和紙を使用した色いろな製品が販売されています。
見ることもとても楽しい時間が過ごせます。
越中五箇山和紙(ごかやまわし)の変遷
昭和六十三年(1988年)、五箇山和紙は八尾町、朝日町で生産されている和紙とともに「越中和紙」として、 国の伝統的工芸品に指定され、その長い歴史と伝統、山里の自然が育んできた和紙文化として改めて評価されました。 現在、桂離宮の障子紙をはじめ宮内庁や国の重要文化財の補修用紙になくてはならない存在となっております。 また、ちぎり絵や様々な美術工芸品の素材や版画、絵画など芸術家からの特注品にもなっており、富山県内、地元南砺市に おいても、建築施設や祭り行事、学校の卒業証書、また一般のご家庭とあらゆる場面で生活に癒しを与えております。[出典:五箇山和紙の里]
道の駅たいら「五箇山和紙の里」周辺 おすすめ観光スポット
富山県の南西端に位置する五箇山(ごかやま)地方は、1500m級の山々に囲まれ、冬には2、3mの積雪がある豪雪地帯です。清流庄川(しょうがわ)(飛騨高地から日本海へ流れる115kmの一級河川)沿いの谷間に40の集落が点在し、そのうちふたつの集落、相倉合掌造り集落と菅沼合掌造り集落が1995年(平成7年)、岐阜県白川郷荻町とともにユネスコの世界遺産に登録されました。
現在は共に世界遺産の相倉集落を有する※旧平村、菅沼集落を有する※旧上平村を総じて「五箇山」と呼びます。居住の歴史は古く、縄文時代に遡り、古代、中世、近世を通じ、平野部とは地理・自然条件が大きく異なるため、独特の文化を形成してきました。[出典:五箇山総合案内所]
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