樹王軒 無学禅師の書

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臨済宗妙心寺派
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樹王軒 文奕無学禅師の書

真拳不打きょうめん 無学禅師

真拳不打咲面=【しんけんふだしょうめん】「ふりあげたこぶしもほほえむ顔はうてない」のこと

物心ついた幼きころから父の熱い言葉を幾度も耳にした。言葉の元となった一幅である

「眉間にしわを寄せてばかりいると互いの心が通じ合わないし、

人の意見に耳を傾けないで、我(が)を押し通そうとすれば争い事が起きる。

笑顔で相手の瞳をみながらコミニュケーションを取ることが平和を生み、維持できる」と

教えられた。


二幅目は

「ぎんぷういちようまつ」

浅学の私には、どうしても二文字目が難読?読めませんでしたが、

後々、調べたところ「風に吟ずいちようのまつ」と読むようです。

 

「泣露千般草 吟風一樣松」

露(つゆに)泣(なく)千般(せんぱんの)草(くさ)、風(かぜに)吟(ぎんず)一様(いちようの)松(まつ)

 

調べたところこのような解釈もありました。

 

「泣露千般草」【おおくのくさがつゆに打たれて泣くように聞こえる】

「吟風一様松」【分け隔てなく、松葉に風が吹き詩っているようだ】 
無学禅師 落款

 

達筆な書は画の如しです ハイ!

 

どなたかご教示いただけたら幸いです。

 

三幅目は

 

 

 

 


 

コメント

  1. 6taro より:

    吹風一篠松
    かと思われます。
    篠竹、篠笹 。 篠の小吹雪(しののおふぶき):篠の白い穂を吹きなびかさる激しい風。

    梅花開一心
    と返し対してみる。 松竹梅揃

    樹王軒 無学老師 書 拝。
    ありがとうございます。

    同じ様な一字の 関 の書 が知客寮 に ございます。
    (改めて拝見してみます)
    11月頃には曝涼展示(掛軸のを寺中に掛ける行事)もございます。

    岐阜 江昌寺、犬山 瑞泉寺 等もこれを機に訪ねてみます。
    久留米 梅林寺へも是非お越しください。

    by 三福人 at 2019年02月26日 09:00

    • 6taro より:

      by 三福人さん コメントありがとうございます。
      貴殿の「吹風一篠松」とも感じられますね。

      詳しい方にもお聞きし、記事中にも述べさせていただきました。
      「風に吟ずいちようのまつ」と読むようです。

      しばらく当サイトに手が回らず、コメントへの返事が遅くなり申し訳ありませんでした。