『皮膚のかゆみおさえる方法』肌にやさしい弱酸性のものでかゆみ解消おすすめの方法
「2年ほど前から、背中の皮ふのかゆみを我慢していた。最近そのかゆみがカラダ全体に広がって仕事に集中できない。夜も全身のかゆみが止まらないのでかゆみストレスとなって眠りが浅いし、毎日、疲れが取れないから悩んでいる」
とサラリーマンをしている友人(41才の男性)から数年ぶりの電話、用件のついでに嘆いていた。「手軽にかゆみをおさえる方法はないかなあ」とも
通院はしているものの、本当の原因は何かよくわからないらしい。しかしアトピー性の皮膚炎の一種のようである。
よく聞くとお子さんも中学二年の男子と小学6年の女の子も、最近「かゆい、かゆい背中かいて~」というようになり勉強に集中できない。
「来年には上の子は高校の受験だしさあ」と嘆いていた。
私も20年ほど前に自身が同様の苦しみを味わっていたことを思いだした。
そのころ、もつべきは友成りで、薬品卸会社の営業課長をしていた知人に「こんな方法も有効かもしれないよ」と教えてもらった方法が、なんと「木酢液」を入浴剤の代替品に使用することでした。
勉強に集中できない中学2年生と6年生の子供に起きている悩み
前述の友人の悩み「自分自身も不眠続きで顔色が良くない。二人の子供が苦しんでいると母親がともに苦しんでごきげん斜めになり、家庭の中も悲壮感が充満。ついつい皆マイナス思考におちいりとてもつらい・・・」とも
子供の悩みは
- 自宅学習や受験勉強に集中できない
- 学校の授業時間に集中できない
- 運動を始めるとすぐかゆみがでて続けられない
- かゆみが強くなる時は湿疹(しっしん)がでてかきたくなる
41才サラリーマンの夫に起きているかゆみトラブル
自分自身の悩みは
- カラダがむずがゆくて寝つきが悪い
- 背中がかゆくてぐっすり眠れない
- カラダのかゆみで勤務中も集中できない
- 化学繊維系の衣類が着られない
- ジョギング・ウォーキングするとすぐにカラダ中がかゆくなる
- かゆみが強くなる時は湿疹(しっしん)が多くなる
- 季節に関係なくほぼ一年中かゆい など
皮膚科へ通院しているがイマイチ改善しない。外用薬中心の対処法のみ。
専門病院を探しているけれど遠くでは通えないから困っているとも嘆いていた。
木酢液を入れたお風呂に入浴をお試し
早速販売しているところを調べ木酢液を入浴剤の代替品として購入。購入する木酢液の選択した基準は、純度の高いもの、濁りのないものを選びました。
私の場合は体質と病状に適合したのか効果はすぐに現れました。10日ほどで気にならなくなったのです。
その話を友人にしたところ、「無害なら、その「木酢液」とかにすがってみたい」と言うわけで、早速お試し用として500㏄ペットボトル入り製品を送ってあげました。
気に入らなければすぐ使用を取りやめ、庭の花などを避けて土に戻してあげれば問題ない旨も伝えた。
木酢液入り入浴の効果のほどは後述したいと思います。
使用した途中経過は
10日ほど経過したある日「おどろいたよ。とっても気に入って風呂に入るのを楽しみにしている。家族みんな大喜びです。」と友人からの電話でした。
前述の「木酢液」入浴剤の代替品で全員のかゆみが引いて気にしなくて済むようになってきたと改善方向に進んでいる。
子供も親もかゆみから解放されて楽しく暮らしている。夢を追っかけ努力中と友人一家の後日談と併せてどのような利用方法で改善したのかをのぞいてみてください。実は8年前のことです。
背中やお腹周りにかゆみが起こるのはなぜ?
背中やおなか周りにかゆみが起こるのはなぜ?でしょうか。
主な原因は皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)と言われる。いわゆる、かゆみだけが起こる皮膚の病気の種類と言われている。(画像: まぽさんによる写真ACからの写真 )
皮脂膜(ひしまく)や角質層(かくしつそう)の脂分が減少し肌の保水力が低下します。
すると、皮膚(ひふ)のバリア機能(※注1)が弱まり外部からの刺激に敏感に反応するため「かゆみ」となって表れる。
皮膚が乾燥することによって、乾燥性湿疹(かんそうせいしっしん)ができたり、皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)ができたりします。
乾燥したり湿疹(しっしん)の出やすい部位は、「すね」とか「腰回り」「おなか周り」「背中」などが乾燥しやすい部分です。(画像:白いねこねこさんによるイラストACからのイラスト)
治りにくいかゆみを伴う病気
皮膚のかゆみ
乾皮症、乾癬(かんせん)、接触性皮膚炎(かぶれ)、アトピー性皮膚炎、結節性痒疹(けっせつせいようしん)、帯状疱疹(たいじょうほうしん)など全身のかゆみ
腎不全(透析のかゆみなど)、肝疾患(原発性胆汁性肝硬変)、糖尿病、がん、血液疾患(真性赤血球増加症)、皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)など。*皮膚掻痒症(ひふそうようしょう):かゆみの原因となる明らかな発疹が無いにも関わらず(掻くことで二次的に掻破痕(そうはこん=掻ききずのあと)が生じることはある)、 皮ふにかゆみが強く自覚される病態。出典:順天堂大学環境医学研究所
アトピー性皮膚炎とは何でしょうか?
アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
アトピー性皮膚炎では、皮膚の“バリア機能”(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下していることが分かっています。
そのため、外から抗原や刺激が入りやすくなっており、これらが免疫細胞と結びつき、アレルギー性の炎症を引き起こします。
また、かゆみを感じる神経が皮膚の表面まで伸びてきて、かゆみを感じやすい状態となっており、掻くことによりさらにバリア機能が低下するという悪循環に陥ってしまいます。
端的にアトピー性皮膚炎を説明すると「皮膚の表面にかゆみが慢性的に起きる皮膚炎と言う病気」である。
出典:国立成育医療研究センター
アトピー性皮膚炎という病気を、複数の皮膚科の病院で診療を受けお医者さんの指示通り?外用薬など塗布しながら自分で一生懸命治そうと努力したにも関わらず、なかなか治らない、治り切らないという経験者も少なくないようです。
筆者も同様、皮膚科の病院を5院転院した経験を持っています。「これで完治」と感じることはできませんでした。でも気にならなくなり日常生活を痒みで阻害されなくなったのは、自分にとって最高の痒み対処法と言える。
早期に専門病院へ行くことが望ましいでしょう。
アトピー性アレルギーを起こした原因の一つかも
私の友人は3年ほど前に家を新築したとのことで、思えばそのタイミングからすると、新建材や壁紙の接着剤あるいは床下の防蟻剤(シロアリ)とか木材の防腐剤などの影響も個人差はあるものの無いことではないと思われます。あなたもご存知かもしれませんが、「シックハウス症候群」の発症元になるといわれている有機溶剤・化学物質ですね。
- ホルムアルデヒド
- アセトアルデヒド
- トルエン
- キシレン
- エチルベンゼン など
「脱シックハウス」日常生活での対処法は
屋外へ追い出す
・窓を開放して通気を確保し喚起する。
アトピーの原因の一つと言われるアレルゲンを逃がすことも大切。
・掃除機をまめに掛ける。湿度の高いときは部屋に沈殿すると思われる。掃除機のごみをすぐ処分しきちっと掃除処理をする。
・備長炭・竹炭のインテリア的活用
多孔質である備長炭や孟宗竹の竹炭を各部屋に装飾的要素をお好みで取り入れることも有効的です。臭い、湿気なども吸着してくれます。その際各部屋0.5kg~1kgくらいが望ましい。
アトピーが気になるようでしたら、床下に竹炭袋入り(5kg~10kg入り)の利用もおすすめです。
痒み対策・友人に勧めた方法と使い方
病院の先生の指導による治療以外での対策として勧めたのは、
備長炭を使って備長炭ならではの特性を利用する
各部屋の隅っこ2か所に備長炭1~2kgをインテリアとして置く。備長炭が手に入らなければ「孟宗竹の竹炭」でもよい。
できれば、床下にも「備長炭」もしくは「竹炭」を敷き詰める。最近では家屋の廃材を利用した「木炭」や「廃材の炭化くず物」を業者が進めることも。効果はあまり期待できない。良品のものを選ぶ必要があり、コストパフォーマンスは意外と望めない。
備長炭や竹炭は「益こそあれど害はなし」なのが最大の特徴でもある。
期待効果は多孔質である炭が、化学物質や臭気そして湿気も吸ってくれることにより、害はなくナチュラルに室内をクリアーにしてくれる。
これで住まい環境による害は軽減できると思う。
もう一つは
木酢液を利用した「入浴」をする
筆者もジョギング最中に体温が上がってくると痒みが現れてジョギングも途中であきらめたことも幾度もありました。
そんな時取引先のオーナーに「木酢液」の効用を教えていただき、害がほぼないとのことだから早速購入し10日ほどすると、期待以上に痒みが和らぎ、ジョギングも続けられるようになりました。
そのような経験もあって、前述の友人にも勧めてみました。
木酢液の入浴剤代替使用のしかた
家庭用お風呂の場合、バスタブの容量200L~250Lが多い。
よって、木酢液をキャップ薬10ccを3~5杯(30cc~50cc)を入れる。(入れ過ぎにはご注意)
頭部を洗い湯にも使えるし顔も洗っても問題ない。ただし目には絶対入れない。
木酢液の原液はPH2.0~3.0位の表示が多い。かなり高い数値の弱酸性である。
食品である寿司酢や食べる酢など市販の製品はpHは2.5~3.5位の弱酸性です。ましてや飲料用ではありませんので問題はないものと考えられる。
写真の木酢液製品は現在、私が使用中のものです。ホームセンターにて購入するため、純度を優先し透
明度の高い製品を選んで購入しています。
友人・二人のお子さんの期待効果と使用感
半月ほどたって友人から電話が入り、「ナント何と!下の子は一週間ほどで、中二のお子さんは10日くらいで、痒いといわなくなりました」と感謝の電話をもらいました。
すぐ500ccx10本くらいを購入したいから買い方を教えてほしいとの話です。
今回は当方で購入してプレゼントしました。
お礼の電話とともに、友人自身も2週間ほどしたら気にならない程度に緩和したとのうれしい知らせでした。
やはり外用薬は全身に毎日2~3回塗布することはムリなことですね。根気が続きません。
外用薬を塗らないで「木酢液のお風呂」に入るだけでこんなに肌がすべすべして、痒みもほぼ気にならないレベルまでなれるなんてと奥様からも感謝の言葉を頂きました。
痒みの予防
痒みを悪化させないようにするには
痒くても絶対に掻かないことが悪化を避ける最良の方法。
痒みを沈めてあげるには冷やしてあげることで痒みが暴れなくなるようです。
木酢液・竹酢液の利用のメリット・デメリット
メリット
- 副作用がほぼない
- 風呂の汚れが少なくなり掃除が楽になる。
- 風呂の床面にカビの発生がほとんど見られない。
- 風呂湯で床掃除をするとさっぱりきれいになる。
デメリット
- 臭いが入浴中気になる(個人差がある)
- 洗濯用水に風呂湯を使うと臭いが付着しないか気になる(個人差があるがほぼ匂わない)
終わりに
今まで悩んだカラダ全体の痒みから解放されると寝つきがよくなりグッスリ睡眠がとれる。
しっかり休息でき、疲労の軽減・快適になる。
集中力の妨げがなくなると
お子さんは、学力が向上する。ワンランク上の高校・大学入学を実現できる。
ご主人は、仕事が捗る。業績が向上する。運動がしやすくなる。爽快感を味わえる。
奥様は、化学繊維製品のおしゃれな下着類やおしゃれなアウターを楽しめる。外出もしやすくなる。
気を付けていただきたいこと
一概に痒みと言っても多様な症状や痒みを生じる場所、痒み・痛みを伴うものや湿疹の有無・症状など人によって千差万別のようです。
また原因においても、住まい環境・行動範囲の環境、食生活など多種多様の要素の違いがあるようです。
我慢できないとき、不安な時は皮膚科の病院へ相談することが重要です。
木酢液・竹酢液の利用については、通院中、処方された外用薬との併用は絶対すべきではありません。理由はお医者さんの正しい診断の邪魔とか、薬効の誤診を生む要因になりかねないからです。
木酢液・竹酢液の使用は軽度のアトピー性の乾燥肌の痒み対策、30才後半からの加齢による乾燥肌対策に有効でした。この記事は個人的な使用結果・見解です。
乾燥肌からくる痒みの緩和・軽減は個人差があります。あくまでも、自己責任で使用をご判断ください。