サルトリイバラの葉っぱで包む「まんじゅう」「お餅」「だんご」郷土のおやつ

サルトリイバラ葉で包むおやつ
この記事は約3分で読めます。

「かしわ餅」ならぬ「いばら餅」があることを30才後半になってその存在を知りました。

また、葉っぱの名称も地方によって「サルトリイバラ」「サンキライ」「さんきら」「がめの葉」「いばら」「がらたての葉」など、まだまだ多くの呼称があるようです。とても気になり、それらの葉っぱで包んだ郷土のおやつを調べてみました。

”サルトリイバラ”(別名”サンキライ”)の葉っぱで包む「だんご」「もち」「まんじゅう」の呼び名とその地域

サルトリイバラの葉っぱを利用した、まんじゅうとかお餅、あるいは団子などの多くは関東では存在せず、中部圏より西日本全体でこの葉っぱ「サルトリイバラ」を使っているようである。

 

九州の鹿児島県中南部・種子島・屋久島辺りの「米粉」を使った「かからんだんご」、九州北部にあたる、福岡県で主に筑前地方では「上新粉と白玉粉」を適宜に配合して作るがめの葉もちと呼ばれている。

 

広島県では「もち粉」、岡山県では「薄力粉と上新粉」、四国の香川県では「だんご粉と小麦粉」をそれぞれ組み合わせて、小豆あんを包んだ「しばもち」とよぶ餡入りもちが作られている。

 

関西の京都府宇治・京田辺では、「だんご粉ともち粉」の組み合わせ、中のあんは「小豆あん」で「さんきらだんご」と呼ばれている。

 

滋賀県では「小麦粉・米粉」の配合、餡は「そらまめあん」を使っている。

呼び名は彦根・近江・長浜・湖北地域では「がらたてもち」、滋賀県近江・多賀辺りでは「ぼんがらもち」と呼び名が違うようである。

 

三重県伊勢・北勢地区では「小麦粉」を使い小豆あんの「がんたち餅」、三重県伊勢志摩・松阪周辺では「小麦粉と上新粉」の取り合わせ、小豆あん「いばらまんじゅう」と呼ぶようだ。

忍者の郷で有名な伊賀市から、江戸時代における東海道の宿場町「関宿」で有名な亀山市にかけては、小豆あんを生地で包んだ「いばら餅」がある。また、農産物の収穫時期によっては、餡にそら豆やエンドウ豆の餡を用いた「どかんもち」「ドッカンもち」なるものもあり、今も親しまれているようだ。


お餅・団子・おやつなど使用する主な粉の種類や特性こちら
おやつ呼称 中身の具材 郷土・発祥地 主な粉類
かからんだんご 餡なし/

小豆粉

ヨモギ

練り込み

鹿児島 薩摩

大隅中南部

種子島・屋久島

もち粉
いばらまんじゅう 小豆あん 三重/伊勢

志摩・松阪

小麦粉

上新粉

がんたち餅 小豆あん 三重/北勢地区

員弁・桑名

関ケ原

小麦粉

いばら餅

ドッカン餅

どうかん餅

小豆あん

えんどう

そら豆

三重/亀山

伊賀

がめの葉もち 小豆あん 福岡県筑前地方 上新粉

白玉粉

がらたてもち そらまめあん 滋賀県彦根

近江・長浜・湖北

小麦粉

米粉

ぼんがらもち そらまめあん 滋賀/近江・多賀 小麦粉

米粉

さんきらだんご 小豆あん 京都府宇治

京田辺

だんご粉

もち粉

しば餅 小豆あん 岡山県 薄力粉

上新粉

しば餅 小豆あん 広島県 もち粉
しば餅 小豆あん 香川県 だんご粉

小麦粉

ばら餅 小豆あん 徳島県 上新粉

小麦粉