「がめの葉もち」葉っぱで包む九州筑前のだんご

サルトリイバラ葉で包むおやつ
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

「がめの葉もち」がめの葉で包む福岡県のお餅

スポンサーリンク

「がめの葉餅」サルトリイバラの葉っぱで包む福岡県のお餅

九州北部周辺、「大好物です」とおっしゃる方も多い郷土料理、鶏肉と根菜類の炒め煮の「がめ煮」とか「筑前煮」で知られた地域。
がめの葉餅は代々伝わるのでしょうか、「上新粉」と「白玉粉」を適宜に配合して作る「がめの葉もち」と呼ばれている。
がめの葉餅の”がめ”とは福岡県北部では亀とかスッポンを「がめ」と呼び、その甲羅によく似たそっくりな葉っぱ、サルトリイバラを「がめの葉」と呼んでいます。がめの葉で包むからその名がついたものと思われます。
※画像出典:ふたせ饅頭本舗さん(福岡県)URL:http://www.futaman.com/

がめの葉餅の材料とレシピ

がめの葉餅の材料

材料20個分

  • 上新粉 ・・・400g
  • もち粉 ・・・200g
  • 小豆 ・・・250g
  • 白砂糖 ・・・200g
  • 食塩 ・・・2g
  • サルトリイバラの葉/40枚
  • 片栗粉 ・・・少々
  • サラダ油   ・・・少々

作り方

  1. 前日に小豆あんを作っておく
  2. 生地を作る。上新粉ともち粉に塩と水を加え、耳たぶ位のかたさになるまで手でこねる。
  3. 手に片栗粉を少しつけ、生地を団子より少し大きめを手に取り、餃子の皮を作るように丸く平たく広げる。
  4. 丸く広げた皮にあんを包み入れてだんごを作る。
  5. がめの葉(サルトリイバラの葉っぱ)の表面にサラダ油を軽くつけて、油を付けた側で団子をはさむ。
  6. 挟み終えたらだんごを蒸し器で15分程蒸す。

ここがポイント

作り方のヒントとコツ
  • 生地を広げるとき縁をなるべく薄くすると小豆餡を包んだ時に重なりが薄くなる
  • がめの葉にサラダ油を塗るとき表向きに広げて並べ、ほんの少し刷毛でぬれば手早くできる
  • 蒸し器が無くても、鍋と大き目の皿があれば蒸し器になります。鍋の底に小鉢などに水を入れ沈めて、その上に皿をおく。皿の上にもちを並べ置く。皿の上にお湯がたまらないように皿を伏せて並べるとベスト。もちろん鍋のふたをしてください。

サルトリイバラ(猿捕茨・別名:山帰来/さんきらい)の葉を使って包む、饅頭・お餅・だんご類の呼び名と食域

がめの葉まんじゅう・いばらまんじゅう・かからんだんご

お餅・団子・おやつなど使用する主な粉の種類や特性こちら
葉で包むおやつの呼び名中身・具・あん郷土・食域・発祥地主な粉類
かからんだんご餡なし/小豆粉とかヨモギを生地に練り込み鹿児島 薩摩・大隅

中南部・種子島・屋久島

もち粉
いばらまんじゅう小豆あん三重県伊勢・志摩・松阪小麦粉・上新粉
がんたち餅小豆あん三重県 北勢/員弁(いなべ)関ケ原小麦粉
がめの葉もち小豆あん福岡県主に筑前地方上新粉・白玉粉
がらたてもちそらまめあん滋賀県 彦根・近江・長浜・湖北小麦粉・米粉
ぼんがらもちそらまめあん滋賀県 近江・多賀小麦粉・米粉
さんきらだんご小豆あん京都府宇治・京田辺だんご粉・もち粉
しば餅小豆あん岡山県薄力粉・上新粉
しば餅小豆あん広島県もち粉
しば餅小豆あん香川県だんご粉・小麦粉
ばら餅小豆あん徳島県上新粉・小麦粉