茗荷の葉で包む「みょうが団子」新潟県・糸魚川・妙高・上越

みょうが団子茗荷葉っぱで包むおやつ
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茗荷の葉っぱで包むみょうがだんご(みょうが団子)は新潟県上越市を中心とする、上越市、妙高市、糸魚川市周辺の郷土料理なのでしょうか?
天気予報など上越地方と呼ぶエリアにも海岸線に面した平野から海抜1000m前後エリアなどありますが、茗荷の生息する海抜の高さの限界ってどのあたりかな・・なんて思ったりもしました。

北海道札幌周辺でも茗荷は栽培されているようですから、けっこう寒さにも強いのでしょうか?
でも、札幌辺りでは葉っぱの利用、食品を包む食文化には調べたところないように思われる。

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茗荷の葉っぱの風味も美味しい”みょうがだんご(団子)”の作り方

昔はもち米とうるち米を使って、ご飯として炊けないくず米を挽いて使ったりしたものでした。
年配のかたにはなつかしいおやつです。

うるち米ともち米の違い: コシヒカリとかササニシキなどブランド米もありますが、ごく普通に基本毎日食べているごはんのお米のことを「うるち米」と呼びます。
一方「もち米」とは、お餅(もち)や赤飯、おこわなどに使われるお米です。「うるち米」が半透明なのに比べて、「もち米」は白く不透明で色合いでもすぐ見分けがつくほど見た目も違いますが、大きな違いはでんぷんの成分にあります。
お米に含まれるでんぷんには、アミロースとアミロペクチンという2種類があって、この比率でお米の美味しさは決まります。アミロペクチンが多いお米は、粘りがあり、ほどよい歯ごたえがあります。
一方、アミロースが多いお米は硬く、パサパサしています。もちろんアミロースが少ないほどおいしいというわけではなく、それぞれの含有量のバランスが大切なのです。出典:JA全農やまぐち お米通信(抜粋)

みょうが団子材料(8〜10個分)

  • 上新粉 ・・・120g
  • もち粉(または白玉粉)30g
  • 砂糖 ・・・12g
  • ぬるま湯・・130cc
  • みょうがの葉 1個に2枚
  • (中につめる餡)小豆あん 30g×作る個数

作り方

    1. 上新粉ともち粉を合わせてぬるま湯で練ります。
      (白玉粉の場合はこちら→白玉粉にぬるま湯を分量の内少量入れ混ぜておく。その後上新粉とあわせ残りのぬるま湯を足してまとめます。)
    2. 強火の蒸し器で10分間蒸したら、よくついて粘りとこしをだします。水にとり冷やします。
    3. 30gづつ分けて手で広げ餡を包み、2枚のみょうがの葉をつかって十文字にくるみます。
    4. 強火の蒸し器で10分間蒸してみょうが団子の出来上がり。

ここがポイント

もち粉が手に入らない場合は、白玉粉で作れます。上新粉はうるち米の粉、もち粉はもち米の粉、自分で製粉する場合は細かく挽くほど吸水率が良くなり柔らかくなります。
みょうがの葉は裏を中にしてくるむと良いでしょう。笹だんごと反対です。
もち米とうるち米の昔ながらの比率で言うと3:7くらいでしょう。

※出典:わがやの味プロジェクト

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「みょうがの葉」を使って包む、饅頭・お餅・だんご類の呼び名・中味 あんこの種類・地域

No呼び名(俗称)包む葉っぱの種類中身・具・あん郷土・食域・発祥地主な粉類
1みょうが饅頭茗荷(みょうが)小豆あん熊本県の宇城、八代白玉粉・薄力粉
2みょうがまんじゅう・焼きびん茗荷(みょうが)小豆あん茨城県坂東市小麦粉
3みょうが団子茗荷(みょうが)小豆あん新潟県妙高市周辺上新粉・もち粉または白玉粉
4みょうがぼち茗荷(みょうが)そらまめあん岐阜県西濃地区白玉粉・薄力粉・米粉
5半夏だんご茗荷(みょうが)小豆あん高知県大豊町(おおとよちょう)中力粉
6半夏まんじゅう(俗称:はげまんじゅう)茗荷(みょうが)小豆あん岐阜県中濃地域強力粉・薄力粉(または中力粉)