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「みょうがの葉」で包む、饅頭(まんじゅう)・お餅・団子(だんご)

茗荷の葉っぱで包む
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茗荷(みょうが)の葉を使ったおやつ、饅頭(まんじゅう)、お餅(もち)、団子(だんご)の呼び名とその地域

 

みょうがの葉」で包む、饅頭(まんじゅう)、おもち、団子(だんご)は東北、関東、中部、西日本、九州など、各地の一部地域で伝え続けられている。

始まりはいつの時代ごろなのか調べていませんが、昔から代々伝え続けられた食べ物のようである。

自家栽培し収穫した小麦や米など穀類を粉にして、春から夏前の田畑の農繁期を終えた、農休みとか農閑期と呼ばれるこのころに、茗荷(みょうが)の葉っぱで包み蒸しあげた「お餅、だんご、まんじゅう」など、お供え物と農作業を助け合う親戚縁者に配ったという風習が連綿と受け継がれてきた。

よって、地域ごとに名称(呼び名)あるいは、中の味つまり、具材も小豆餡(あん)のほか、そらまめあん、えんどう豆あん、大豆あんなどさまざまな豆を餡にしている地域もある。味とか餡の種類は地域特性や各家庭の食料事情により生まれ知恵と工夫で、その味を伝承してきたものと思われる。

 

「みょうがの葉」を使って包む、饅頭・お餅・だんご類の呼び名と食域



包む葉っぱの種類は「茗荷(みょうが)」

No呼び名(俗称)中身・具・あん郷土・食域主な粉類
1みょうが饅頭小豆あん熊本県の宇城、八代白玉粉

・薄力粉

2みょうが焼きびん小豆あん茨城県坂東市小麦粉
3みょうが団子小豆あん新潟県妙高市周辺上新粉

・もち粉

白玉粉

4みょうがぼちそらまめあん岐阜県西濃地区白玉粉

・薄力粉

・米粉

5半夏だんご小豆あん高知県大豊町

(おおとよちょう)

中力粉
6半夏まんじゅう小豆あん岐阜県中濃地域強力粉

・薄力粉

中力粉

7みょうがの葉焼き練り込み岩手県中南部地域小麦粉

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