「がめの葉もち」がめの葉で包む福岡県のお餅。九州北部周辺、「大好物です」とおっしゃる方も多い郷土料理、鶏肉と根菜類の炒め煮の「がめ煮」とか「筑前煮」で知られた地域に生まれ育った「がめの葉っぱ」で包んだふる里のおやつ。
「がめの葉餅」サルトリイバラの葉っぱで包む福岡県のお餅
友人に九州北部出身者も多く、郷土料理の鶏肉と根菜類の炒め煮の「がめ煮」とか「筑前煮」が、やはり「大好物ですね」と異口同音におっしゃる。
がめの葉餅は代々伝わるのでしょうか。「上新粉」と「白玉粉」を適宜に配合して作る「がめの葉もち」と呼ばれている。
がめの葉餅の”がめ”とは福岡県北部では亀とかスッポンを「がめ」と呼び、その甲羅によく似たそっくりな葉っぱ、サルトリイバラを「がめの葉」と呼んでいます。がめの葉で包むからその名がついたものと思われます。
※画像出典:ふたせ饅頭本舗さん(福岡県)公式サイト:http://www.futaman.com/
がめの葉餅の材料とレシピ
がめの葉餅の材料
材料20個分
- 上新粉 ・・・400g
- もち粉 ・・・200g
- 小豆 ・・・250g
- 白砂糖 ・・・200g
- 食塩 ・・・2g
- サルトリイバラの葉/40枚
- 片栗粉 ・・・少々
- サラダ油 ・・・少々
作り方
- 前日に小豆あんを作っておく※餡の作り方参照
- 生地を作る。上新粉ともち粉に塩と水を加え、耳たぶ位のかたさになるまで手でこねる。
- 手に片栗粉を少しつけ、生地を団子より少し大きめを手に取り、餃子の皮を作るように丸く平たく広げる。
- 丸く広げた皮にあんを包み入れてだんごを作る。
- がめの葉(サルトリイバラの葉っぱ)の表面にサラダ油を軽くつけて、油を付けた側で団子をはさむ。
- 挟み終えたらだんごを蒸し器で15分程蒸す。
作り方のヒントとコツ
- 1.生地を広げるとき縁をなるべく薄くすると小豆餡を包んだ時に重なりが薄くなる
- 2.がめの葉にサラダ油を塗るとき表向きに広げて並べ、ほんの少し刷毛でぬれば手早くできる
- 3.蒸し器が無くても、鍋と大き目の皿があれば蒸し器になります。鍋の底に小鉢などに水を入れ沈めて、その上に皿をおく。皿の上にもちを並べ置く。皿の上にお湯がたまらないように皿を伏せて並べるとベスト。もちろん鍋のふたをしてください。
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